USMLE STEP1は基礎医学中心であるが、公式ホームページにはさらに以下のように科目が記載されている。
1つのセッションは60分で7つのセッションにわかれている。
それぞれの対策詳細や参考書・問題集は以下を参照していただきたい。
anatomy(解剖学)
behavioral sciences(行動科学)
biochemistry(生化学)
microbiology(細菌学)
pathology(病理学)
pharmacology(薬理学)
physiology(生理学)
interdisciplinary topics, such as nutrition, genetics, and aging.
(栄養学、遺伝学、加齢などの総合的なトピック)
となっている。
Robbins and Cotran Review of Pathology ROBBINS & COTRAN REVIEW OF PAT [ Edward C. Klatt ] Step1受験に必須の本です。かの有名なロビンス病理学のシリーズです。
Lippincot microbiology, Step1 微生物学で人気の参考書です。
USMLEを受けようと思って途中で挫折してしまう人のパターンとして多いのはまず解剖学をやろうとすることだ。
時間があって最高得点を取りたいのであればそれも構わないが、ただ闇雲に解剖を丸暗記しようとしても無理であるし得点アップにはつながらない。
また、それぞれの科目ごとの勉強よりも臓器別にする方が効率よく覚えられる。たとえば循環器ならば生理学と病理学、薬理学はそれぞれ関連しているし、細菌学と抗生物質の薬理学は同時に学ぶべきだ。
先述の解剖学について言えば臨床的な事項に基づいた問題が出されることが多い。
たとえば『房室結節は何動脈に栄養されるか』といった問題は臨床医であれば難しくはない。
これは右冠動脈梗塞の結果として伝導経路が障害され房室ブロックが起こることが臨床的には良く見られることに基づく出題ということになる。
このように、STEP1の問題は基礎とはいえ臨床的なバックグランドのある問題なのだ。
話がそれたがSTEP1の勉強をするならば解剖学は最後ということになる。
First Aidは重要です。
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