今日、友人から借りたヴィデオを見ていた時の話です。

  アーチーシェップとホーレスパーランとの競演でした。
  アーチーシェップが主役で自分の祖母が奴隷制のなかで育った話をしながらも
  年代的に辻褄が合わない、当時既に奴隷制は廃止されていた事をすっぱ抜きながら
  流暢なフランス語で奴隷制の話からあるBLUESに話を転化させてTSaxを吹く所を
  やっていたのです。
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
     タイムワープです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

  私は30数年前にこのピアニスト、ホーレスパーランを有楽町のビデオホールで聴いたのでした。
  二階か三階か四階か記憶はないのですが横には”とこちゃん”が居ました。
  (日野元彦君です当事の親友です)
  沢田俊吾さんのBANDで一緒でした。
  多分銀座のワシントン靴店で毎週土曜日のラジオの収録をした後だったと思います。
  今日テナーの新人がアメリカから来てコンサートをやるから村岡君一緒に行こうと
  誘われて行ったのです。
  ステージが始まりました。

  サングラスをかけた太ったひとが首から4種類のSAXをぶら下げて
  出てきました、連れて出てきた人がさっきのピアニスト、ホーレスパーランです、
  マイクの場所を手探りで教えたとたんに始まりました。
        G*GG Bb-C- G*GG DbCBb- G------- --------
        C*CBb C*CBb C*CBb DbCBb- G-------- --------
        G*GG Bb-C- G*GG DbCBb- G------- --------
  わーっ ”G”のブルースだ〜〜♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 その上、このSAXプレーヤーは二本のSAXを同時に咥えてユニゾンで
 オクターブ違いで吹いているのです。    ♪♪♪♪♪♪♪♪♪
 凄い速いテンポのブルースでさらに2、4拍に強いアフタービートを叩いている
 DRUMSはたしかアル、ヘイウッドでベースはきっとベン、タッカーだったのでは??
 そして、Riffが終わったとたんにSaxのソロです♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 ぶううーーーーーーーーっっとルートの音がずーーーーーーーーーと鳴り響いて
 凄いーーーー片一方のSAXからは低い”G”が鳴り続けている中で、
 もう一方の変な外観なアルトのような楽器(ストレート管でベルだけ上向き)で
       ”DFDFDDFDFDFDFDFDD〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜”って
 やるのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

 一度も音が途切れないのです〜〜〜吹きつづけているのです〜〜〜〜〜〜〜。
 私も釣られて息を出し続けて聴いています〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
 段々私の顔から血の気が引いてきました、息をこの人は吸わないのです。
 結局10数分間を(その曲中を)一息で演奏したのです。 
 息絶え絶えとはこの事です〜〜〜〜〜〜〜〜。苦しい〜〜〜〜!。
 周りの人達は熱狂的に興奮しています。何だ、こいつは〜〜、

 息をしろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
       やっと終わったと、、と、、、、、、、、、

 即座に次の曲が〜〜〜〜
 フルートと鼻の穴を使ったノーズフルート(鼻に押し当てて吹くフルートです)との合奏です。
     〜〜〜〜〜〜♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
     確か曲名は???????その曲も終わりました。
 次は???一体何が???。
 いきなりSAXのマウスピースを外してネックに唇を押し当てて、
 フリューゲルホルンのような音で次の曲を演奏し始めたのです。
 音色はホルンです〜〜。
       この話は続きます。